ENEOSと電源開発(以下,Jパワー)は,エネルギー供給のカーボンニュートラル化を目指し,国内CCS(Carbon dioxide Capture and Storage:CO₂の回収・貯留)の事業化調査に両社の技術や知見等を活かして共同で取り組むことを発表した。
両社は,化石燃料の利用に伴うCO₂排出量削減を図るべく,国内での大規模なCCSの事業化調査に共同で取り組む。加えて,カーボンニュートラルに積極的に取り組むさまざまな事業者とも連携し,2030年に向け国内で初めての本格的なCCSを実装化することで,エネルギーの安定供給を果たしつつ,政府の温室効果ガス排出削減目標の達成への貢献を目指す。
また,両社は,再生可能エネルギーやCO₂フリー水素分野においても,新たな取り組みを検討する。その一環として,Jパワーのバイオマスガス化・CO₂回収技術とENEOSのCO₂地下貯留技術・国内油ガス田を組み合わせて,2020年代後半までにCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage:CO₂の回収・有効利用・貯留)実施とCO₂フリー水素製造の実証を目指す。(’22 6/8)