イグスは,追尾式太陽光発電システム向けのピローブロックベアリング用に2つの新素材を開発した。
近年,太陽光発電システムの利用率を高めるために2枚の発電モジュールを両面に設置する方法が増えている。この追尾式太陽光発電システムに設置されるピローブロックベアリングは,紫外線を浴びる時間がさらに長くなるため,同社はこのような用途に特化した2種類のトライボポリマーとして,「ソーラーミッド G」(ハウジング材質)と「イグリデュール P UV」(球面ボール材質)を開発した。無潤滑でメンテナンスフリー,そして汚れや埃に強い素材であるため,太陽光発電分野での使用に最適となっている。また,耐紫外線性も向上しており,実条件下の試験において約3倍の耐紫外線性が確認されている。(’22 3/16)