トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整氏,理化学研究所)は,2021年10月5日(火)に板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)で2021年度「第2回研究会」を「板橋オプトフォーラム」内で開催した。
板橋オプトフォーラム(Itabashi Opto Forum:略称IOF)は板橋区がハブとなり,光学と精密機器分野における研究者・技術者の団体が一堂に会するフォーラムとして開催している。板橋区は戦前から旧陸軍の光学機器,戦後は双眼鏡やカメラの生産拠点として光学産業の地として栄えてきた。理化学研究所 開拓研究本部 大森素形材工学研究室,宇都宮大学 オプティクス教育研究センター,日本光学会 光設計研究グループといった光学分野に強みを持つ大学や研究機関と研究協力関係を強化している。
当日は宇都宮大学 オプティクス教育研究センター,日本光学会 光設計研究グループ,理化学研究所 大森素形材工学研究室が各々の会場でセミナーや研究会を開催。また板橋区内外の光学関連企業が参加する展示会も開催した。
トライボコーティング技術研究会ではトライボセッションとオンデマンド・マイクロセッションとして下記講演が行われた。
- トライボセッション
- 「AEによる潤滑下のDLC密着力評価方法の開発―試験中の圧子形状と粗さ変化がDLC膜の密着力に及ぼす影響―」 馬渕 豊 氏(宇都宮大学)
- 「自動車における電動化技術の動向とモノづくり」 西村 公男 氏(日産自動車)
- オンデマンド・マイクロセッション
- 「摩擦摩耗モデルと動力解析による工具切れ味の機械学習による自動判定について」 春日 博 氏(大森素形材工学研究室)
- 「デスクトップAI加工:サイバーカットについて(第三報)」 上原 嘉宏 氏(大森素形材工学研究室) (’21 10/27)