石油連盟は,2021年度の潤滑油需要見通しを発表した。それによると,潤滑油全体の需要は前年度比7.2%増の153万3,000kLと見込んでいる。用途別では,自動車用は新型コロナの影響を受けて減少した前年度からの需要回復があるものの,世界的な半導体不足の影響などもあり,2019年度の水準までは回復せず,人口減などの構造的要因等を背景に同1.8%増の57万7,000kL(前年度比)の見込み。舶用は,新造船竣工量は引き続き減少する見込みである一方,内航船舶輸送量については,新型コロナによって需要が減少した前年度から生産活動の回復などを背景とした持ち直しの動きを見込み,同5.1%増の8万3,000kLと予想している。工業用は,新型コロナによって停滞した生産活動の回復が国内外で見られることから,同11.4%増の87万3,000kLと見込んでいる。(’21 11/2)
「第39回変速機のトライボロジー研究会」開催される
日本トライボロジー学会 会員提案研究会(旧第3種研究会)の変速機のトライボロジー研究会(主査:山本 建 氏,東海大学)は2025年6月24日(火),三洋化成工業 鹿島工場(茨城県神栖市)で第39回研究会を開催した。