2021年10月20日

イグス,最大4種類の材質によるマルチマテリアル3Dプリントを実現

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025

イグスは,耐久性,耐摩耗性を備えた複雑な形状の3Dプリント部品を,最大4種類の材質を使ったマルチマテリアルプリントで実現した。これにより,多機能で耐摩耗性のある特殊部品を,ワンステップで迅速かつ経済的に製造することが可能となった。

一つの部品に複数の特性を持たせるためには,通常複数の工程を経て部品を製造する必要があるが,この方法で少量生産の場合,コストが高くなってしまうため,同社は,2020年から複数の材質を使ったマルチマテリアルプリントを開発し,耐久性を備えた特殊部品の製造を実現してきた。異なる材質を組み合わせて一度の作業で製造することで,設計自由度が高くなり,工数を削減することに成功した。

今回,このサービスを拡充し,最大4種類の材質を用いた多機能部品を一工程で製造できるようになった。耐摩耗性と弾力性を兼ね備えた部品や,インテリジェントな特殊部品を製造することができ,装置,工具,特殊機械向けなどの部品を最低発注数量なく,経済的に製造することが可能となった。(’21 10/20)

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