2021年9月1日

イグス,食品機械で検出可能な3Dプリンタ用フィラメント「イグリデュール I151」を開発

アーステック

イグスは,加工しやすい汎用3Dプリンタ用フィラメント「イグリデュール I150」の改良品として,摩擦係数および耐摩耗性に優れたフィラメント「イグリデュール I151」を開発した。

同社が2017年から販売している汎用性の高い3Dプリンタ用フィラメント「イグリデュール I150」は,特殊な部品をFDM方式で迅速かつ優れたコスト効率で製造することができる。今回,主に食品業界から,イグリデュール I150と同等の特性を持ち,青色でFDAに準拠したフィラメントの要望を受け,3Dプリンタ用フィラメント「イグリデュール I151」を開発した。天然素材の食品には青色がないため,目視でも発見しやすい青色パーツを使用することで,万一の混入に備えることができる。

新製品は,ノズル温度を250℃に設定できる3Dプリンタで使用可能。耐摩耗性に優れた部品のプリントに適しており,固体潤滑剤が含まれているため,追加の潤滑剤は必要なく汚染の心配がない。プリント部品はFDAおよびEU 10/2011の要件に準拠しており,食品・包装業界および化粧品業界での使用に適する。(’21 9/1)

Related Posts

「第22回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

「第22回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

2024年12月2日(月)~3日(火)の2日間,日本機械学会 機械力学・計測制御部門は,日本設備管理学会,日本トライボロジー学会との共催で「第22回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏(大阪公立大学),実行委員長:金森 啓祐 氏(三井化学))をアプラたかいし(大阪府高石市)で開催した。

Share This