2021年6月16日

ENEOSホールディングスとMIRAI-LABO,バッテリー循環社会実現に向けた協業を開始

アーステック

ENEOSホールディングスとMIRAI-LABOは,バッテリー循環社会実現に向けて協業を開始すること発表した。

両社は,バッテリーのユース(リースやシェア等),リユース,リサイクルが循環する仕組み「BaaS(Battery as a Service)プラットフォーム」を構築し,これまで,シェアサイクル・小型EVシェアを始めとした,電動モビリティサービスによる1次利用にとどまっていたバッテリーについて,以下の3段階での利用を検討することとした。

1次利用後,2次利用として,使用後の中古バッテリーを集積し,劣化評価を実施後,残存性能に応じて組み合わせることにより定置型バッテリーシステムとして再利用する。ENEOSのSSや,電動モビリティステーション,商業施設や住宅等の様々な場所へ設置し,利用する。3次利用として,2次利用により更に容量が低下したバッテリーは,自律型街路灯など低容量でも活用可能な用途で再利用する。3次利用を経て,寿命を迎えた中古バッテリーは,リサイクルにより資源化され新品バッテリーの材料として再利用される。

将来的には,この一連の循環サイクルをクラウドシステムにより適正に一元管理し,バッテリー利用の最適化、最大化を図る。同プラットフォーム実現に向け,現在実証を行っているモビリティサービスに加え,電動バイクの活用も含めたバッテリーサービスの実証を,2022年度をめどに段階的に展開する予定。(’21 6/16)

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