2021年4月28日

「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展」が開催される

アーステック

日本金型工業会,日本金属プレス工業協会は,2021年4月14日(水)~17日(土)の4日間,東京ビッグサイト・青海展示棟(東京都江東区)で金型・金属プレス加工の専門見本市「INTERMOLD 2021/金型展2021/金属プレス加工技術展2021」(運営:インターモールド振興会)を開催し,4日間で11,083名が来場した。

国内外の工作機械メーカーや金型メーカー,プレス加工メーカー268社・団体,552小間が出展し,金型設計・製造から金属プレス・プラスチック成型などの各種セミナーや出展者による最新技術が一堂に集まった。

4月16日(金)には日本自動車部品工業会技術顧問の松島 正秀 氏が「エレクトロニクス化が及ぼす自動車産業の技術や生産への影響」を特別講演し,日本金型工業会学術顧問の横田 悦二郎 氏をモデレーターに「令和時代の金型産業ビジョン」と題し金型マスターとのパネルディスカッションで議論した。

金属加工油関連では,日本メカケミカルがプレス加工油・切削液と共に防錆剤,脱脂洗浄剤などを出展。MORESCOは鍛造用潤滑剤の加工界面の可視化を実現した技術や作業環境の美化に貢献する「LUBCASTER F-Series」の鍛造油を,ユシロ化学工業は航空機メーカー認証の水溶性切削油剤「XTREME CUT 290」やチタン・インコネル加工用水溶性切削油剤「ユシローケンFGE2040」を紹介した。

金型メーカーの福井精機工業は,超高分子量ポリエチレンに潤滑油を混合して成型することで,部品表面から少量の潤滑油が染み出して自己潤滑性のある部品に成型出来る「キッブス」を出展した。ユーザーが指定する潤滑油を成型部品にすることで潤滑剤を使用したくないという食品機械や摺動部品などの潤滑部位に使用する事が出来る。また,パルスレーザによるマイクロ微細受託加工をするリプス・ワークスは,加工技術開発や受託加工,レーザ装置の設計・製造を展示,17日(土)には「超短パルスレーザによるマイクロテクスチャ加工と高速化への取り組み」をテクニカル・ワークショップで発表した。

なお5月18日(火)からは「アフター・インターモールド」としてオンライン展示会「INTERMOLD ONLINE 2021」を開催する。登録制(登録料無料)で会期中のセミナーや出展者情報などがアーカイブで閲覧出来る(https://www.intermold.jp/online/)。(’21 4/28)

福井精機工業の「キッブス」
会場風景

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