潤滑油協会は,2021年2月5日(金),「潤滑油製造業地方研修会」(資源エネルギー庁補助事業)をオンラインで開催し,65名が参加した。
同研修会は,資源エネルギー庁の支援のもと,潤滑油の品質確保事業等への支援事業(補助事業)の一環として,潤滑油技術等に携わる人材を育成するために必要な潤滑油関連情報を提供することを目的に開催されている。例年,横浜,名古屋,神戸で開催されているが,今年度は新型コロナウイルスの感染拡大の情勢を鑑みてオンライン開催となった。
当日は,潤滑油製造業近代化委員会 技術分科会長の滝島 克巳 氏(三和化成工業)による開会の挨拶の後,宇佐美 亮 氏(産業環境管理協会)が「事業所関連化学物質のリスク管理」のテーマで,製造業の事業所で扱う化学物質のリスク管理の考え方や化学物質関連法規制を踏まえた効率的なやり方等について解説した。
また,三浦 透 氏(ヤマハ発動機)が「二輪車用4サイクルエンジンオイルの現状と将来動向」のテーマで,二輪車用エンジンの特徴やエンジンオイルへの要求性能のほか,JASO T903規格の概要や二輪車用エンジンオイル規格の今後の課題等について解説した。(’21 2/10)