2021年2月3日

KELK,ベアリングの異常をセンシングする電池レスIoT振動センサを発表

アーステック

KELKは,モータの排熱を利用したエネルギーハーベスト(環境発電)による自己発電で動作し,ベアリングの異常をセンシングする,電池レスIoT振動センサ「熱電EH振動センサデバイス KELGEN(ケルジェン) SD KSGD-SV」の新製品を2021年3月より販売することを発表した。

新製品は,モータに置くだけで,排熱により上昇したモータ表面の温度と外気とのわずか10℃温度差から作動。2020年2月に発売した現行品に比べ,測定間隔はそのままで,振動測定の周波数レンジとサンプリング点数が大幅に向上した。配線工事と電池交換が不要なため,設置コストと運用コストを大幅に削減できる。ベアリングの異常の初期に発生する振動をセンシングするため,保全員による巡回点検の削減と設備保全のCBM(予知保全)化を推進する。

さらに,有線式や携帯型の振動診断計に備わる故障箇所の特定を支援するエンベロープFFT機能を搭載した上位製品をラインナップする。(’21 2/3)

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