2020年11月18日

出光興産とENEOS,石油化学製品製造設備の譲受に向けた検討に関する基本覚書を締結

アーステック

出光興産は,ENEOSとの間で,ENEOS知多製造所の石油化学製品製造設備の譲受に向けた検討に関する基本覚書を締結したと発表した。

出光興産は,国内石油製品の構造的な需要減退や今後のアジア市場の成長を見据え,最適な生産・供給体制の整備を行ってきたが,その一方で,揮発油留分の需要減退は進んでおり,当留分をこれまで以上に石油化学原料の生産・供給に活用することが,グループ製油所全体の競争力の向上および価値の最大化にとって重要な課題となっていた。

今回,同社は,ENEOSによる知多製造所の製造機能停止の決定を受け,知多製造所の石油化学製品製造設備(パラキシレン製造設備および周辺設備)を譲り受けることが新設設備の建設よりも効率的であると考え,ENEOSとの間で検討を進めることを合意した。(’20 11/18)

Related Posts

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会,第114回研究会を5/10に開催

砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会は,2024年5月10日(金),千葉工業大学津田沼キャンパス(対面:千葉県習志野市)とCisco Webex Meeting(Web)のハイブリッド形式で,第114回研究会「エネルギービーム加工による高精度・平滑化技術」を開催する。

出光ほかコンビナート5社,カーボンニュートラル実現に向けた共同行為が「独占禁止法上問題がない」旨の回答を受領

出光興産・東ソー・トクヤマ・日鉄ステンレス・日本ゼオンの5社は,周南コンビナートにおけるカーボンニュートラル実現に向けたコンビナート5社による共同行為について公正取引委員会へ相談を申し入れ,同委員会より,共同行為について「独占禁止法上問題がない」旨の回答を受けたことを発表した。

Share This