出光興産(トレードネーム:出光昭和シェル)は2020年6月19日(金),コーポレートブランドおよびSSブランドを刷新することを発表した。
2020年4月に統合新社が誕生して以来の一連の経営統合プロセスにめどがついたことから,2020年7月よりコーポレートブランドを刷新する。併せて,既存の両ブランドのカードの相互乗り入れが可能となる2021年4月よりSSブランドを統一し,コーポレートブランドと一体感を持った新たなSSブランドを展開する。
コーポレートブランド,SSブランド共通で用いるアイコンは,「人が中心の経営」を標榜する同社として人を象徴するものであること,同社が持つブランド資産を継承するものであることを基本に,「新しさ」「エネルギッシュ」「カッコよさ」「洗練」といった要素を加味して,新たにデザインした。モチーフにしたのは,ギリシャ・ローマ神話に登場する太陽神アポロ。旧出光のブランドマークにも使われていたアポロは,理想の人の姿との意を持つことから,同社グループが目指す姿に合致するとの考えにより採用した。
コーポレートブランドは,アポロアイコンと小文字の「idemitsu」,SSブランドはアポロアイコンと「apollostation(アポロステーション)」をそれぞれ組み合わせて表記する。
新たなSSブランド「apollostation」は,これまでのガソリン,軽油など燃料油の供給や車関連サービスの提供にとどまらず,地域の人々の移動と暮らしを支えるサービスステーションという未来像を見据える。SS全体の塗装や装飾,制服のデザイン等は,今秋販売店・特約店に説明する予定で開発を進める。ブランドの統一とともに,カードをはじめとする販売施策を一本化し,更なるユーザーの利便性の向上に努める。(’20 6/24)