2020年5月20日

ダウ,医療従事者の保護に役立つ,簡素かつ軽量デザインのフェイスシールドを開発

アーステック

ダウは,COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックと向き合う医療従事者が必要とする,個人防護具(PPE)の緊急ニーズに対処すため,簡素化されたフェイスシールドデザインを開発した。また、そのデザインをオープンソースファイル(https://corporate.dow.com/documents/ehs/768-370-01-face-shield-design.pdf)で共有することにより,PPEの生産率に貢献する。

このフェイスシールドのデザインは,非常に柔軟性があり,入手しやすい各種ポリマーから生産でき,水流やレーザー,ダイカット技術といった種々のハイスループット技術を利用したカッティングが可能。また,シールドと前額部のクッションという2つだけの部品で構成されたシンプルかつ軽量なものであるため,生産鈍化の要因となる複数部品の組み立てが排除され,配給をより迅速に展開できる。

同社は,COVID-19のパンデミック対策に向けた取り組みとして,フェイスシールドの樹脂フィルム技術を迅速に開発すると共に,他のバリューチェーンパートナーと協働し,シールドの装着感を向上させるフォームコンフォートストリップの製造業者の特定に取り組んでいる。病院への配給のためミシガン州に寄付される10万個のフェイスシールドの生産を製造業者と協力して取り組んでいく。(’20 5/20)

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