2020年2月19日

アマダ,欧州・板金切断加工機用自動化装置メーカーを完全子会社化

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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アマダホールディングスは,2020年1月31日付で,2009年から資本業務提携を行っている,フィンランドの板金切断加工機用の自動化装置メーカーLKI Käldman LTD.への出資比率をこれまでの40%から100%へと引き上げ,完全子会社とした。これに伴い4月1日より,LKIは,「AMADA AUTOMATION EUROPE LTD.」に社名変更する。

近年,発振器の高出力化とレーザ技術の高度化により,ファイバーレーザマシンの需要が急速に拡大しており,欧州の同社グループでは,CO2レーザマシンやパンチングマシンからの置き換えに加え,厚板を扱う業界からの新規引き合いが増加している。また欧州は板金切断工程において,設備の自動化が前提とされていて,同社では最新マシンと自動化装置を一体化させた供給スピードが大きな課題となっていた。これらの状況を解決すべく今回の子会社化に至った。

これにより同社は,欧州のグループ会社と強固に連携し,スピーディーな意思決定を図り,最新マシンの開発と同時進行で,自動化装置の開発・設計・製造を行うことが可能となる。欧州向けのすべての自動化装置は,AMADA AUTOMATION EUROPE LTD.が供給することになる。

今後は2020年4月以降に現在2ヵ所ある工場を1ヵ所に集約し,設備を増強することで,自動化装置の生産能力を2022年度までに約2倍にする。また,新たにパンチ・ファイバーレーザ複合マシン用の自動化装置の生産を2020年10月より開始する。引き続き商品の供給体制を強化することで,2021年度までに売上高4,000億円の達成を目指す。(’20 2/19)

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