2020年2月12日

「第15回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2020年1月22(水),東京理科大学(神楽坂)森戸記念館(東京都新宿区)で第15回研究会を開催した。

今回は3校の大学から下記研究テーマが発表された。IoTやAIなどの活用による見える化やスマート化によるこれからのものづくり,光学部品の主要な技術と最近の開発や製造の動向,摺動特性を向上させる表面の解析パラメータの研究が発表され,活発な意見交換が行われた。

  1. 「これからの『ものづくり』を支える工作機械技術」 清水 伸二 氏(日本工業大学 工業技術博物館 館長)
  2. 「光学部品の精密加工」 瀧野 日出雄 氏(千葉工業大学)
  3. 「工作機械の摺動面にも有効なプラトー表面のための表面粗さ評価法の研究~粗さパラメータとロバストフィルタ~」 吉田 一朗 氏(法政大学)

同研究会は,工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油,工具等に関係する研究者や技術者が一堂に会し,トライボロジー研究や技術の課題と成果を持ち寄り討論することで工作機械のトライボロジーに係わる研究と技術の発展に寄与することを目的に2015年1月にスタート,年3~4回,研究会を開催している。(’20 2/12)

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