東京ガスは,日本水素ステーションネットワークと共同で建設した「東京ガス豊洲水素ステーション」を開所した。同ステーションは,日本初の燃料電池バスの大規模受入が可能なオンサイト方式の水素ステーションで,「カーボンニュートラル都市ガス」を原料として水素を製造する。カーボンニュートラル都市ガスは,東京ガスがシェルグループから購入したカーボンニュートラルLNGを活用したもので,天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2が,CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)されている。
東京都では,2020年に燃料電池バス100台以上の普及をめざしている。同社はそのニーズに対応し,燃料電池バスを含めた燃料電池モビリティの普及と水素供給基盤の確立をめざす。(’20 2/5)