環境問題への関心の高まりや自動車に対するニーズの変化を背景に,近年はCASE(Connected(コネクテッド),Autonomous(自動運転),Shared&Services(シェアリング),Electric(電動化))やMaaS(Mobility as a Service)といったモビリティに関する技術革新や企業の取り組みが加速している。出光は,2019年8月から岐阜県の飛騨市・高山市で,タジマモーターが設計・開発した超小型EVを活用するMaaS事業の実証を開始した。出光は,次世代モビリティおよびMaaSに関する取り組みをさらに加速させるため,タジマモーターと次世代モビリティおよびMaaSビジネスモデルの共同開発に関するMOUを締結。超小型EV,グリーンスローモビリティ,FCV,電動車椅子などの次世代モビリティに関して,(1)次世代モビリティ本体,新素材,部品,充電設備などの開発,(2)SSネットワークを活用した次世代モビリティの販売網・整備体制の構築,(3)次世代モビリティ・MaaSに関連する新しいビジネスモデルの開発,について検討する。