AGCと東京大学は,東京大学国際オープンイノベーション機構を活用し,2019年8月より新規事業創出を目的とした産学共同研究を開始する。東京大学は,2018年12月1日に同機構を開設,産学連携の基礎研究領域で培った研究成果を,事業化へ円滑に移行する仕組みを構築した。
両者はガラス分野やフッ素化学分野で長期的テーマの共同研究を進めてきた。今回,東京大学の研究成果展開とAGCの新規事業創出を目的として,同機構を活用した共同研究を行うため,技術成果や知的財産権の取り扱いについて,これまでの産学連携の枠組みを超えた共同研究契約を締結した。
AGCは同機構への参画に伴い,東京大学工学部浅野キャンパス(東京都文京区)に共同研究スペースを設立すると共に,共同研究員を派遣する。(’19 7/31)