今年度の第1回研究会では,平塚 傑工 氏(ナノテック)が「DLC膜の国際標準化動向と最新成膜技術」,馬渕 豊 氏(宇都宮大学大学院工学研究科)が「Pin / Disc試験及びAEを用いた薄膜の密着性評価法」のテーマで講演し,DLC膜の評価法の提案や試験方法のISO化などについて発表した。
講演,総会終了後には理化学研究所内の光量子工学研究センター 中性子工学施設の見学会が行われ,開発が進む小型加速器などを見学した。
ナノテック 平塚氏による講演
見学で訪れた中性子工学施設
また,「第12回岩木賞トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集開始が発表された。岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所 元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を称え,その遺志を継ぐ技術者・研究者の成果や業績を表彰するもの。同賞には,大賞,優秀賞,特別賞,奨励賞,事業賞,国際賞,功績賞があり,研究の成果や業績,経済的・社会的な貢献度などを基準に審査される。募集締め切りは2019年8月31日(金).2020年2月28日(金)に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において表彰および表彰者の記念講演が行われる。申し込みや推薦受付など問い合わせは下記まで。
問い合わせ先
未来生産システム学協会(NSP) 表彰顕彰部門 岩木賞表彰事業部内
e-mail:award@nsp-t.info
https://sites.google.com/site/npstwebsite/biao-zhang-xian-zhang (’19 7/24)