2019年6月26日

「インフィニアムトレンズ2019と創立20周年記念パーティー」開催される

アーステック

 潤滑油添加剤大手のインフィニアムジャパンは2019年6月12日(水),都内ホテルで「インフィニアムトレンズ2019」を開催した。当日は自動車メーカー,石油元売,潤滑油専業メーカー,商社など約250人が参加した(写真1)。

写真1 会場風景

 Infineum Singapore Pte Limited, Lubes AP Sales Directorの Boon Ping Chia氏(写真2)は開会の挨拶で,「排ガス規制の厳格化や電動化,AI,シェアードモビリティなど新たな課題に直面しています。昨年は“バランスの取れた性能を目指して進む”をテーマに業界がどのようなスピードで変化をしているかを詳しく分析しました。今年のテーマは“持続可能な未来に向けてモビリティーを推進する”と致しました。弊社のマーケットやテクノロジーの専門家が,業界の様々なシナリオをインフィニアムがどのように捉えているのか,また世界有数のOEMやパートナーの皆様の体験を伺いご紹介します。」と今年のテーマを紹介した。

写真2 Boon Ping Chia氏

 プレゼンテーションでは,Infineum Singapore Pte Limited からAsia Pacific Portfolio ManagerのEnrico Franchini 氏,AP Lubes Technology ManagerのJanice Lim 氏, Technology ManagerのLaurent Chambart 氏の3名がそれぞれ,マリントランスミッション,小型エンジン,大型エンジン,乗用車,商用車の技術が最適なパフォーマンスと保護を提供するためにどのように設計されているのか,市場動向や予測と共にグローバルマーケットのトレンドや最新の添加剤テクノロジーなどを紹介した。

 また,セミナー終了後にはインフィニアムジャパンが2019年1月に創立20周年を迎えたことから記念パーティーを開催した。

 Infineum USA L.P. Executive Vice President Salesの Aldo Govi氏(写真3)は挨拶で,「インフィニアムはエクソンモービルとシェルの合弁会社として1999年に設立しました。この20年間,安全,技術,供給の信頼性を得て業界をリードしてまいりました。しかし最も重要なことは業界のパートナーの皆様と密接な関係を築かせて頂いたことです。今後も最先端の課題に直面しながらも日本の業界のため開発に邁進してまいりたいと思います。また私達はこれまで以上に革新的かつ市場ニーズに即しながらリソースと投資を集中させたいと考えています。そして地域のニーズに合った業界全体のバリューチェーンに対し更に価値を目指すソリューションをご提供出来るよう努力して参りたいと思います。」と感謝の辞と抱負を述べた。

 

写真3 Aldo Govi氏

 またインフィニアムジャパン代表取締役社長の中村 良知 氏(写真4)は「潤滑油業界には電動化という大きな波が押し寄せてきております。このような世の中の変化に対応した製品を今後ともタイムリーにお届けすることで皆様のご要望にお答えできるようにしたいと思います。」と乾杯の挨拶をした。(’19 6/26)

写真4 中村良知氏

写真5 創立20周年記念パーティーでの鏡開きの模様

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