月: 2019年5月

2019年3月の潤滑油販売実績

 経済産業省が発表した2019年3月の潤滑油販売量は,前年同月比8.1%減の20万7,696kLだった。用途別に見ると,車両用が同6.7%減の8万932kL,うちガソリンエンジン油が同10.3%減の3万5,740kL,ディーゼルエンジン油が同4.8%減の2万2,847kL,ギア油やATF(自動変速機専用オイル),LPG車用エンジン油などその他車両用は同2.4%減の2万2,345kLだった。船舶用エンジン油は同6.4%減の1万2,299kL。工業用は同9.2%減の11万4,465kL,うち機械油が同0.2%増の2万9,844kL,金属加工油が同4.1%減の1万2,777kL,電気絶縁油が同14.3%増の6,039kL,シリンダー油や離型油などその他特定用途向けが同14.9%減の4万5,851kL,マシン油やスピンドル油などその他の潤滑油が同16.1%減の1万9,954kLだった。

「ハノーバーメッセ2019」開催される

2019年4月1日(月)~5日(金)の5日間,ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で,最新の産業技術・製品が一堂に会する世界最大のB to B専門展示会「ハノーバーメッセ2019」が開催された。メインテーマは「Integrated Industry-Industrial Intelligence(インテグレイテッド・インダストリー-産業インテリジェンス)」で,製造現場やエネルギー産業におけるオートメーションやロボティクスなど,効率化や製造工程の自動化,予知保全,5Gの産業活用といった最先端の技術が全27ホールで紹介された。

出光興産,AI・IoT技術を活用した産業保安システムの実証実験に参加

出光興産は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2017年-2018年度事業である「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の実証実験に参加した。実証実験は,同社北海道製油所を現場として,ビッグデータ解析による配管腐食の早期検知や,より高精度な腐食評価の実現などを目的に実施された。

2019年1~3月期の産業用ロボット出荷実績

日本ロボット工業会が発表した2019年1~3月期の産業用ロボット出荷実績(会員ベース)は,前年同期比24.2%減の4万3,089台で,3四半期連続のマイナスとなった。出荷額は同11.3%減の1,676億円で,2四4半期ぶりのマイナス。国内出荷台数は同2.2%増の1万3,233台で,8四半期連続のプラスとなった。

2019年3月の建設機械出荷金額統計および2018年度累計

日本建設機械工業会がまとめた2019年3月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比6.8%増の3,004億円で,6ヵ月連続の増加となった。うち,内需は同14.4%増の1,236億円で6ヵ月連続の増加,外需は同2.0%増の1,768億円で6ヵ月連続の増加となった。

潤滑管理に関するセミナー「潤滑管理 入門コース」を東京,名古屋で開催―JIPM

日本プラントメンテナンス協会(JIPM)は,2019年7月24日(水)に東京で,10月25日(金)に名古屋で,潤滑管理に関するセミナー「潤滑管理 入門コース」を開催する。同セミナーは,潤滑管理・設備保全の実務担当者を対象に,潤滑管理の必要性を理解し,潤滑剤の種類と選定,安全に配慮した使い方,簡単なトラブル対策ができるようになることを目標にした入門編。潤滑管理を実践するために必要なことを基礎から学ぶことができ,理論だけでなく実例を基にすぐに現場で活用できる実践的な内容となっている。

ジェイテクトと産総研,スマートファクトリー連携研究ラボを設立

ジェイテクトと産業技術総合研究所(産総研)は2019年4月23日(火),共同で「ジェイテクト-産総研 スマートファクトリー連携研究ラボ」を2019年6月に設立することを発表した。研究テーマは「加工機・生産ラインのスマート化(知能化,自律化)およびその要素技術の研究開発」とし,CPS(サイバー・フィジカル・システム)による加工機の自律化技術の研究開発,生産ラインの自律的最適化を可能とするCPPS(サイバー・フィジカル・プロダクション・システム)の研究開発,さらに関連要素技術の融合による次世代スマートファクトリーの実現の推進をめざす。