2019年4月1日(月)~5日(金)の5日間,ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で,最新の産業技術・製品が一堂に会する世界最大のB to B専門展示会「ハノーバーメッセ2019」が開催された。メインテーマは「Integrated Industry-Industrial Intelligence(インテグレイテッド・インダストリー-産業インテリジェンス)」で,製造現場やエネルギー産業におけるオートメーションやロボティクスなど,効率化や製造工程の自動化,予知保全,5Gの産業活用といった最先端の技術が全27ホールで紹介された。
プラスチックモーションカンパニーのイグスでは,初日にドイツ・メルケル首相がブースを訪れ(写真1),同社が2年後の商品化を目指す家庭用協働ロボットの試作機を視察した。このロボットは樹脂製のギヤやベアリングを使用することで軽量化や低コスト化とともに,メンテナンスフリーを実現するもの。
2020年は4月20日~24日の開催を予定している。(’19 5/15)