JXTGエネルギーは,台湾で洋上風力発電所の建設・運営を行う允能(ゆんねん)ウインドパワー社の権益6.75%を取得し,台湾における発電事業および洋上風力発電事業に初めて参画することを発表した。
今回のスキームは,JXTGエネルギー,双日,中国電力/中電工,および四国電力が共同で参画したスターウインド・オフショア社が,允能ウインドパワー社の持株会社である雲林(ゆんりん)ホールディングス社の株式を,ドイツの大手再生可能エネルギー開発事業者wpdグループから27%(同社持分6.75%)を取得するもの。
允能ウインドパワー社は,2021年12月までに,台湾の雲林県沖合で640MW(64万kW)の洋上風力発電所を建設し,台湾における再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)に基づき,台湾電力へ20年にわたり電力を販売する。
台湾は2025年までに5.5GW(550万kW)の洋上風力発電の導入を目指しており,本件の開発エリアでもある西海岸一帯を風力発電の開発エリアと定め,積極的に導入を後押ししている。(’19 4/17)
出光興産と三菱ガス,e-メタノール,バイオメタノールの供給体制構築に向け協業を開始
出光興産と三菱ガスは,e-メタノールおよびバイオメタノール(環境循環型メタノール:回収したCO₂,再生可能エネルギー由来水素,バイオマスやプラスチック廃棄物など多様なリサイクル原料から製造したメタノール)の国内における供給体制の構築に向けた協業を開始する。