NTNは,大型風力発電装置の異常兆候を早期検出する状態監視システム(Condition Monitoring System=CMS)「Wind Doctor(R)」の普及拡大を加速している。
風力発電装置は,約80mのタワーとその上に設置されたナセル,回転ブレード,ブレード根元の連結ハブで構成されており,ナセル内には,主軸,増速機,発電機および制御ユニットなどの駆動装置がある。同システムは,この駆動系の軸受と歯車周辺のハウジングに取り付けたセンサからデータを収集,蓄積,解析して異常兆候を把握し,不具合部位を特定する。収集したデータはクラウドサーバで管理されており,同社が無償提供する遠隔監視分析ソフトウェア:モニタリングクライアントを利用し,同社だけでなく発電事業者側でも情報共有が可能となっている。
なお,同社は創業100周年を記念して,現在「Wind Doctor(R)」の「1+1導入キャンペーン」を実施しており,1台購入すると,もう1台を無償提供している。期限の2019年3月までに予約すれば,導入計画が2019年3月以降の場合でもキャンペーンの適用が可能。(’19 1/30)
「第39回変速機のトライボロジー研究会」開催される
日本トライボロジー学会 会員提案研究会(旧第3種研究会)の変速機のトライボロジー研究会(主査:山本 建 氏,東海大学)は2025年6月24日(火),三洋化成工業 鹿島工場(茨城県神栖市)で第39回研究会を開催した。