ビクトレックス社は,3Dプリンティングに代表される付加製造技術(Additive Manufacturing)に対応した新規PAEKポリマーおよびPAEKフィラメントを開発したことを発表した。
元来切削加工や射出成型向けに開発されたPAEK素材は付加製造技術には向かない特性もある。レーザー焼結向けに開発された第一世代のPAEK素材は再利用できる範囲が限られており,プリンティングのたびに新しい粉末を用意する必要があった。またフィラメントフュージョン向けのPAEKフィラメントはフィラメント間接合が弱く,十分なZ軸強度がなかった。
同社が開発した新しいポリマーは非焼結粉末のリサイクル率が大きく改善され,選択的レーザー焼結法(SLS)で製造した場合と同様の機械特性を実現。またフィラメントフュージョンにおいても機械特性とプリンティング特性の向上が確認されている。
これら2つの新製品の技術詳細は,2018年9月に英エクセター大学の付加製造技術センター(CALM)で開催される付加製造技術学会にて発表される。(’18 8/29)
「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」開催される
2025年5月21日(水)~23日(金)の3日間,パシフィコ横浜(横浜市西区)で「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」(主催:自動車技術会)が開催され,617社が出展,自動車・部品・車体・材料メーカーや各サプライヤーなどが来場した。