ビクトレックス社は,3Dプリンティングに代表される付加製造技術(Additive Manufacturing)に対応した新規PAEKポリマーおよびPAEKフィラメントを開発したことを発表した。
元来切削加工や射出成型向けに開発されたPAEK素材は付加製造技術には向かない特性もある。レーザー焼結向けに開発された第一世代のPAEK素材は再利用できる範囲が限られており,プリンティングのたびに新しい粉末を用意する必要があった。またフィラメントフュージョン向けのPAEKフィラメントはフィラメント間接合が弱く,十分なZ軸強度がなかった。
同社が開発した新しいポリマーは非焼結粉末のリサイクル率が大きく改善され,選択的レーザー焼結法(SLS)で製造した場合と同様の機械特性を実現。またフィラメントフュージョンにおいても機械特性とプリンティング特性の向上が確認されている。
これら2つの新製品の技術詳細は,2018年9月に英エクセター大学の付加製造技術センター(CALM)で開催される付加製造技術学会にて発表される。(’18 8/29)
スペシャリティ・ケミカルズ専門商社のボド・メラー・ケミー社が日本法人を設立
高性能接着剤,熱硬化プラスチックや潤滑剤,コーティング剤などスペシャリティ・ケミカルズ専門商社大手のボド・メラー・ケミー社(Bodo Möller Chemie GmbH・ドイツ)は2024年10月28日,都内で日本法人ボド・メラー・ケミー・ジャパンを設立したことを記者発表した。