日本能率協会は,日本およびアジア地域に進出している製造業の生産性や品質の向上,改善活動に成果をあげた工場を表彰する「2018年度(第8回)GOOD FACTORY賞」の受賞企業として,NEC,オークマ,コマツ,東レ,ブラザー工業の5社・5工場を決定した。
同賞は,アジア地域で工場の生産性や品質の向上など,体質革新活動の取り組み事例に着目し,そのプロセスや成功要因,現場の知恵,働く人々の意識改革,社会的貢献などの内容を日本製造業の範として顕彰することを目的として2011年に創設された。工場の改革活動とその成果を,しくみ,運営,効果性,マネジメントの基盤,の視点から審査し,各部門で表彰を行う。第8回の受賞部門と受賞企業は以下の通り。
なお,次回(第9回)は,2018年11月から応募を開始し,2019年8月に受賞企業発表の予定。
- ものづくりプロセス革新賞
- NEC:NECプラットフォームズ 掛川事業所(日本・静岡県) インターネット接続端末(ホームゲートウェイ HGW)の企画・開発・生産
- オークマ:オークマ 本社・DS2部品工場(日本・愛知県) 工作機械製造に係る機械部品の加工
- コマツ:コマツ 大阪工場・生産技術開発センタ(日本・大阪府) 大型ブルドーザ,中・大型油圧ショベル,資源リサイクル機械の生産
- ファクトリーマネジメント賞
- 東レ:Penfibre Sdn. Berhad. (PFR) Film Factory(マレーシア・ペナン) ポリエステルフィルムの製造・販売
- ものづくり人材育成貢献賞
- ブラザー工業:兄弟機械(西安)有限公司(中国・西安) 工業用ミシン,産業機器(工作機械)の製造 (’18 8/29)