2018年8月1日

ジェイテクト,耐熱性,耐食性を向上させ適用範囲を拡大した「PPS保持器付き円筒ころ軸受」を開発

アーステック

 ジェイテクトは,従来よりも耐熱性,耐食性を向上させた「PPS(Polyphenylene Sulfideポリフェニレンスルファイド。合成樹脂の一種)保持器付き円筒ころ軸受」を開発した。
 樹脂製保持器は,炭素鋼や黄銅等の金属製保持器と比較して,軸受の高機能化(軽量,低トルク,潤滑性向上)に貢献できる反面,従来のポリアミド材では耐熱性や耐食性に限界があり,高温油中で使用される油圧機器(ポンプやモーター)や冷媒ガスにさらされるコンプレッサなどでの使用が困難とされていた。新製品は,これらの環境下への適用と,高機能化を両立させた。油圧機器・コンプレッサなどへ採用することでコンポーネントの軽量,効率化に貢献する。(’18 8/1)

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