三洋化成工業は,粘度指数向上剤「アクルーブ」の世界的な需要に対応し,韓国で合弁会社「韓国三洋化成製造株式会社」を設立,生産能力1.1万t/年規模の生産設備を新設すると発表した。2018年7月に新会社を設立,2019年12月に操業開始を予定している。同社グループの韓国サンノプコの敷地内で設備を新設し,投資金額は約20億円を予定。
 自動車用潤滑油は,燃費向上の観点から温度変化に対して粘度変化が少ない特性が求められている。同製品は,潤滑油に5~10%添加すると粘度変化を抑える。自動変速機用潤滑油(ATF)向けや無段変速機用潤滑油(CVTF)向けの需要に加え,消費量がより多いエンジンオイル向けでも需要が拡大している。(’18 6/20)
出光興産,Zenith,グローバルコード,低摩擦ソリューションの事業化に向け基本合意書を締結
出光興産は,韓国のZenith Corporation(以下,ゼニス社)と,その日本総代理店であるグローバルコード(以下,GC社)の3社で,出光の潤滑剤と,ゼニス社のPEEK(耐熱性,耐摩耗性に優れた高機能プラスチック)を用いたコーティング(以下,PEEKコーティング)を組み合わせた世界初の低摩擦ソリューションの事業化に向け,基本合意書を締結した。







