2018年6月13日

全国オイルリサイクル協同組合,2018年(第23回)通常総会が開催される

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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 全国オイルリサイクル協同組合(理事長:長谷川 徹 氏,環境開発工業)は,2018年5月23日(水)に東京都内で第23回通常総会を開き,2017年度の事業報告と決算報告および2018年度の事業計画案などの議案を審議し,全開一致で了承した。総会後の懇談会の挨拶で,長谷川 理事長(写真)は,「日本の鉱工業生産量は減っており,わたし達を取り巻く環境は分岐点を迎えている。弊社のある北海道の例をあげると,製紙やセメントなどは減産が行われている。減産が進むとエネルギーの必要量も減っていく。燃料供給を商売にしているわれわれの今後はどうなっていくのか将来を考えなければならない時期だ。」と,原油価格の変動だけではなく,鉱工業の生産量の減少による国内需要の停滞など,燃料供給に携わる業界を取り巻く世の中の構造変化を理解して将来像を考えることが必要だと述べた。
 2018年度の事業計画では,中長期的なエネルギーの構造変化を踏まえ,将来を見据えた取り組みが指摘された。原油価格は一時的な高騰もあるが,ほぼ安定している。A重油,C重油などの石油製品価格も狭いレンジでの推移と予測される。一方,化石燃料から再生可能エネルギー,自動車のEV化,水素自動車の流れや,人口減,若者減,働き方改革など労働環境も大きな問題である。再生重油はほぼ採算ベースが維持されることが予測される一方,エネルギーの構造変化や労働環境など大きな変化への対応が必要と指摘された。新年度の重点方針として以下の5点が取り上げられた。(1)共同事業の促進,(2)経営及び技術の改善向上,また知識の普及を図るための教育及び情報の提供,(3)試験分析及び新製品の共同開発,(4)各種規制・制度への対応や安全強化の取り組み,(5)情報提供・交換の活性化と広報活動。
 この懇談会には,資源エネルギー庁石油精製備蓄課 西山 課長はじめ,潤滑油関連団体から全国石油工業協同組合 石川 理事長,日本グリース協会 山﨑 会長,潤滑油協会 大塚 専務理事,また“廃油リサイクルから森づくり”をスローガンに展開している「森とアースへのECO-プロジェクト」事務局の北海道環境財団 柴田 専務理事らも出席した。(’18 6/13)

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