JXTGエネルギーと三洋化成工業は,米国のエチリデン・ノルボルネン(ENB)製造装置の生産能力を4万t/年から4万6,000t/年に15%増強すると発表した。両社は,2007年に日米3系列の生産体制を構築後,ENBの需要拡大に合わせ,既存装置の生産能力増強を進めてきた。この増強により,2020年の生産能力は,日米合計で6万8,000t/年となる予定。また,2020年以降拡大が見込まれるENB需要に対応すべく,さらなる能力増強の検討を進めている。
ENBは,自動車の窓枠やラジエターホースなどに使用される合成ゴム(エチレン・プロピレン・ジエン・メチレンリンケージ:EPDM)の製造に欠かせない成分であり,世界的な自動車生産の増加に伴い,ENBの需要も拡大している。(’18 6/6)
「第39回変速機のトライボロジー研究会」開催される
日本トライボロジー学会 会員提案研究会(旧第3種研究会)の変速機のトライボロジー研究会(主査:山本 建 氏,東海大学)は2025年6月24日(火),三洋化成工業 鹿島工場(茨城県神栖市)で第39回研究会を開催した。