SKFは,2016年9月にドイツで開催された「Wind Energy Hamburg 2016」に出展,高性能で25年以上という実用寿命に対するニーズを満たす,風力タービンの主軸向けの新しい球面ころ軸受を発表した。
同社の標準球面ころ軸受は,風力タービンの主軸装置に現在最も広く使用されている軸受タイプで,世界中で100,000件以上の導入事例を誇る。同製品は特に風力アプリケーション用に特化されており,最大600回転/分という回転速度に耐える能力など,風力発電セクターには不要な特長を排除して,ラジアルおよびアキシアル方向の堅牢性改善を含む,クラス最高の性能を実現する特長に焦点を絞って設計された。大幅な減量,内部形状の最適化,潤滑能力の改善などにより,接触圧の低下および負荷容量の向上が確保されている。これらの特長により,新しい球面ころ軸受は風力発電の運転条件下で卓越した性能を提供し,均等化発電原価(LCOE)を削減する。(’16 12/21)
「第39回変速機のトライボロジー研究会」開催される
日本トライボロジー学会 会員提案研究会(旧第3種研究会)の変速機のトライボロジー研究会(主査:山本 建 氏,東海大学)は2025年6月24日(火),三洋化成工業 鹿島工場(茨城県神栖市)で第39回研究会を開催した。