2016年12月21日

SKF,風力タービン主軸用球面ころ軸受を発表

アーステック

 SKFは,2016年9月にドイツで開催された「Wind Energy Hamburg 2016」に出展,高性能で25年以上という実用寿命に対するニーズを満たす,風力タービンの主軸向けの新しい球面ころ軸受を発表した。
 同社の標準球面ころ軸受は,風力タービンの主軸装置に現在最も広く使用されている軸受タイプで,世界中で100,000件以上の導入事例を誇る。同製品は特に風力アプリケーション用に特化されており,最大600回転/分という回転速度に耐える能力など,風力発電セクターには不要な特長を排除して,ラジアルおよびアキシアル方向の堅牢性改善を含む,クラス最高の性能を実現する特長に焦点を絞って設計された。大幅な減量,内部形状の最適化,潤滑能力の改善などにより,接触圧の低下および負荷容量の向上が確保されている。これらの特長により,新しい球面ころ軸受は風力発電の運転条件下で卓越した性能を提供し,均等化発電原価(LCOE)を削減する。(’16 12/21)

Related Posts

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。

Share This