2016年10月19日

IVI,秋の公開シンポジウム開催される

ブルカージャパン ナノ表面計測事業部
アーステック

 インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)は,2016年10月13日(木),TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京都新宿区)で,「IVI公開シンポジウム2016-Autumn- ―プラットフォーム時代のものづくり―」を開催,延べ830名が参加した。
 同シンポジウムでIVI理事長の西岡 靖之 氏は,「製造業による製造業のための“つながる工場”プラットフォームのビジネスモデル~加速するIoT時代を突っ走れ!~」のテーマで,プラットフォーム(PF)の基本構想を発表した。PFは,「つながる工場」のためのしくみで,インフラ・アプリ・デバイス・ツールといった複数のコンポーネントによって構成され,それらのハードウェアおよびソフトウェアを相互に連携させることで価値を提供するしくみ。IVIではPFの指針として,「オープンな仕様に基づくエコシステム」と「企業データの所有権はその企業自身に」を掲げている。
 西岡 氏の講演のあと,業務シナリオ・ワーキンググループ(WG)による活動内容の報告が行われた。現在23の業務シナリオWGが活動を行っている。「生産技術情報」,「現場情報管理」,「計画実績連携」,「企業間連携」,「企業まるごと」,「予知保全」,「設備管理」,「保守サービス」の8つのPFに所属する,各WGが活動内容の発表を行った。
 今後は,10月~12月の3ヵ月で,業務シナリオにそってモデルを実装し実現可能性を検証する「パイロット実装」を行い,2017年1月~2月の2ヵ月で,実際に業務上効果が得られたかを検証し,IVIプラットフォームの効果を実証する「プラットフォーム実装」を行い,2017年3月の「IVI公開シンポジウム2017-Spring-」で最終成果が発表される予定。(’16 10/19)

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