石油エネルギー技術センター(JPEC)は,JPEC News 2015年7月号にて石油製品の長期保存にともなう品質劣化に関する技術調査の結果を公表した。
同調査の実施については,学識経験者や石油専門家等から構成される石油製品備蓄技術検討委員会を同センターに設置し,ガソリン,灯油,軽油,A重油,航空タービン燃料油の5油種について,酸化による品質劣化を適切に評価できる貯蔵安定性試験(43℃加速貯蔵試験,常温貯蔵試験)を行った。
同調査によると,ガソリン,灯油,軽油の長期保存については,適量の酸化安定剤を添加することで品質劣化をほとんど起こさず,少なくとも6年間の貯蔵が可能との見解を示している。ただし,市販のガソリン,灯油,軽油の酸化安定性には大きな相違があり,6年間程度の貯蔵においても酸化劣化が起きなかった試料がある一方,2~3年以内の貯蔵で酸化劣化が進む試料もあった。
A重油の長期保存については,6ヵ月貯蔵後に残炭基材が分離析出によりセジメントが多量に発生したことから,長期間の貯蔵には適さないとの見解を示している。
航空タービン燃料油では,現状の品質規格レベルの試料は6年間の貯蔵を行っても酸化劣化が起こらないとの見解を示している。(’15 8/19)
コスモエコパワーと日本精工,風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視する技術を実機環境で実証
コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーと日本精工(NSK)は,風力発電設備の長期安定運用および運転・保守の高度化に向けた共同の取組みとして複数の実証実験を推進しているが,このほど,その一環として風力発電設備向け軸受の潤滑状態を監視するNSK独自技術について,初めて実機環境で実証実験を行い,実運用に向けた適用可能性を確認したことを発表した。








