出光興産,兼松など11社は,下水汚泥や生ゴミ由来のバイオガスを製造・供給する合同会社「バイオガス・ネット・ジャパン」を2008年1月15日に設立した。資本金は110万円で,各社が9.1%ずつを出資する。新会社は,下水処理場や食品工場などバイオガスの発生源での利用提案,外部需要家へのバイオガス供給などを行う。新会社に参画している日本総合研究所が主催する「バイオガス・ネットワーク・コンソーシアム」が母体で,同コンソーシアムに参画した企業が設立した。将来的なバイオガス需要の市場規模は約2,000億円と見込まれており,新会社は先行者利益を確保したい考え。3社以外の出資者はオリエントジオサービス,市川環境エンジニアリング,吸着技術工業,ダイダン,東京ガス・エンジニアリング,テスコ,日本ガス,ファーストエスコ。(’08 1/30)
ケミカルリサイクル・ジャパン,油化ケミカルリサイクル装置の建設を開始
出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(以下,CRJ)は,出光興産千葉事業所の隣接地にCRJの「市原事業所」を建設する。同所内に使用済みプラスチックを油化する,油化ケミカルリサイクル装置を建設し,使用済みプラスチックの再資源化を目指す。