2007年8月22日

コマツ,小型部品の在庫を安定確保へ

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025

 コマツは災害による協力工場からの部品供給停止を想定し,建設機械の小型部品の一部を「安全倉庫」として確保する方針を固めた。2007年7月に起こった新潟県中越沖地震の際に,建機用エンジン部品などの調達先であるリケンが被災し,コマツの工場が休止する可能性があったことが背景にある。対象となる小型部品は噴射管やキャブ用の防振ゴムなど10品種で,コマツと同社の協力工場組織「コマツみどり会」会員企業が共同開発した特殊部品。高度な生産技術が必要とされ,簡単に発注先を変更することができず,供給が停止した場合の影響が大きいため,一定量の在庫確保を決めた。同時に小型部品を生産する協力工場には,災害対策として複数地域での分散生産を要請する。(’07 8/22)

Related Posts

「トライボロジー会議2025 春 東京」開催される

「トライボロジー会議2025 春 東京」開催される

日本トライボロジー学会は2025年5月26日(月)~28日(水)の3日間,国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で「トライボロジー会議2025 春 東京」(実行委員長:尾形 秀樹 氏,IHI)を開催,3日間で約160件の各種トライボロジーに関する講演・発表が行われ,約900名が参加した。

Share This