新明和工業は,下水処理・工場排水処理のばっき用途で使用するターボブロワ「TurboMAX」の遠隔監視サービスを開発し,2019年9月1日から販売を開始する。
同サービスは,ターボブロワの遠隔監視サービスにAIを搭載することで,設備管理業務における人手不足の解消や予防保全による安定稼働を実現する一助となる。
同サービスを利用することで,ターボブロワの運転状態や設定内容をインターネット経由で確認できるため,現場から離れた遠隔地でも状況を把握することが可能。万一,ターボブロワに不具合が生じた場合は,あらかじめ登録したメールアドレス宛にエラー内容と対処方法が通知されるため,機器停止による設備のダウンタイム短縮に寄与する。また,AIを活用した運転データの分析により,予防保全や突発的トラブルの回避にも貢献する。
今回の開発では,ソフト部分の開発をソフトバンクに委託し,Microsoft AzureのIoTサービスを活用したプラットフォーム上に構築した。Microsoft Azureを基盤としていることや,SSLによる通信の暗号化により,セキュリティー性の高いサービスの提供が可能となった。
同サービスは2019年8月6日~9日の間,パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「下水道展 ’19横浜」に展示する。(’19 8/7)