JFEテクノリサーチは,関西電力と共同で開発した摩耗計測装置「マモミエール」の販売を開始した。
同製品は,これまで手作業により測定をしていた水力発電所(水車)や火力発電所の設備(タービン,配管)に発生する摩耗状態を,簡単な操作により評価できる計測装置。計測部と制御部から構成されており,レーザー光照射と小型カメラとを組み合わせた方式により,深さの3D計測を可能にした。(特許出願中)。計測部は片手で持って使用し,伸縮ハンドルを取り付けることで奥深い狭い場所を測定できる。計測中の状況や測定結果を手元のPC画面でリアルタイムに見ながら操作でき,1人での作業も可能。これにより経年劣化に伴う摩耗を定量化し,部品交換サイクル計画時のIoTツールとして活用できる。操作は簡単で,だれでもすぐに使用でき,点検作業を省力化にも繋がる。(’19 10/9)