NTNは,手首関節モジュール「i-WRIST」を搭載した新ユニットとして,ダイカスト品など多様なワークの外観検査を自動化する外観検査用高速ユニットを開発した。
同製品は,駆動部や専用コンソール,専用コントローラーなどの「i-WRIST」の基本構成に,ワークやカメラの位置を制御する直動・回転アクチュエーターを組み合わせてユニット化したもの。
大型タイプと小型タイプの2種類をラインアップし,ワークサイズや質量に応じて選択可能。いずれも量産ラインへの導入に対応し,省スペースかつスリムな設計を採用している。小型タイプにおいては「i-WRIST」とY軸,Z軸,R軸を統合制御する独自のアルゴリズムにより,X軸を省略し,さらなる小型化を実現している。カメラや照明,AI画像処理アプリと組み合わせることで,複雑形状かつ検査箇所が多いダイカスト品のようなワークでも,目視検査と同等の最速0.2秒/ポイントの高速外観検査が可能。さらに搬送用ロボットと組み合わせることで,ワークの全面検査にも対応している。
今回,大型タイプが大手ダイカストメーカーであるリョービに採用,小型タイプが国内自動車メーカーから外観検査用途で採用された。
同社は,xEV(電動車両)の普及に伴い今後の需要拡大が見込まれるダイカスト品の外観検査用途を中心に同製品を提案,外観検査工程の自動化や高速化,品質向上に貢献するとしている。(’26 6/3)









