世界最大級のカスタムカーと関連製品の展示会「TOKYO AUTO SALON(東京オートサロン) 2025」(主催:東京オートサロン実行委員会)が,2025年1月10日(金)~12日(日)に幕張メッセ(千葉市美浜区)のリアル会場とオンラインのハイブリッドで開催された(写真1)。
同展は,1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし,カスタムカーやチューニングパーツを多数展示してきたが,近年では,自動車メーカーによるコンセプトモデルや新型車のお披露目,さらには国内レースに関する発表の場にもなるなど,新年の自動車業界における一大イベントになっている。
会期初日をビジネスデイとして業界関係者と報道関係者のみ入場可とし,土日の2日間を一般公開日として開催。幕張メッセ1~10ホール,同イベントホール,屋外イベント会場を使用し,出展者数389社,出展車両台数857台,出展小間数4,336小間の過去最大規模で,3日間の入場者数は258,406人(前年比約12%増)を数えた。
ビジネスデイには,国内外の自動車メーカーやパーツ・タイヤメーカーなどがプレスカンファレンスを実施。潤滑油関連では,elfが輸入車を中心にメーカー別のパッケージをラインナップ,LIQUI MOLYは自動車用エンジンオイルや各種添加剤を展示。日本オートケミカル工業会(JACA)は「4月28日と11月28日は洗車の日」ブースを,Holts,SONAX,シーシーアイ,クリンビューなどのケミカルメーカーとともに出展し,オートアフターマーケット活性化連合代表の住野 公一 氏(オートバックスセブン 相談役),自動車用品小売業協会 会長の小林 喜夫巳 氏(オートバックスセブン 取締役会長),JACA理事長の小澤 学 氏(日本ケミカル工業 代表取締役社長),全国自動車用品工業会 理事長の菱田 保之 氏(高野自動車用品製作所 代表取締役),全国自動車用品工業会 洗車の日委員長の宮内 秀樹 氏(ハンディ・クラウン 取締役営業本部長)がプレスカンファレンスで先頭に立って「洗車の日」のPRで会場内を回り,さらに同ブース前でカーメンテナンスを行う大切さを訴求した(写真2)。
オンラインでは,会場に展示された車両の詳細やカスタムパーツの紹介に加えライブ配信も実施。会期中の様子はTOKYO AUTO SALON Official WebsiteのAUTO SALON TVで配信され,ライブ配信再生回数は290,708回(日本語・英語)を記録した。
次回は,2026年1月9日(金)~11日(日),幕張メッセで開催される予定。
同事務局は,2025年8月8日(金)~10日(日)に「TOKYO AUTO SALON KUALA LUMPUR 2025(東京オートサロン・クアラルンプール2025)」がマレーシア国際貿易展示センター(MITEC)で,8月27日(水)~31日(日)に「BANGKOK AUTO SALON」がタイ・バンコクのBITECでそれぞれ開催が決定したと発表した。「TOKYO AUTO SALON KUALA LUMPUR 2025」は3年連続の開催,「BANGKOK AUTO SALON」は11回目の開催となる。また,中国・北京の展示会主催会社<雅森国際>が開催してきた中国国際自動車カスタマイズ及びチューニング展示会「オールインチューニング(AIT)」の特別後援サポートを継続して行うことも併せて発表された。2025年のAITは,10月17日(金)~19日(日),中国広東現代国際展覧中心で開催される予定。(’25 1/29)