NTNの連結子会社で,欧州地域でベアリング(軸受)などの開発,製造,販売を行うNTN EUROPEが,フランス・オートサヴォア県・アヌシー市の新本社社屋建設予定地にて起工式を行った。新社屋は2026年3月に完成予定となっている。
今回の新社屋建設は市の都市開発を機に決定したもので,起工式には,オートサヴォア県のイヴ・ルブルトン 知事,アヌシー市のフランソワ・アストーグ 市長をはじめとする自治体関係者のほか,同社グループからはNTNのCEO・鵜飼 英一 氏,欧州地区担当執行役・山本 正明 氏,NTN EUROPE社長・ドミニク・ラヴィラ 氏など,約60名が出席した。
NTN EUROPEは,2008年にNTNグループに加わり,欧州事業の中核拠点として自動車や航空機,鉄道車両,各種産業機械向けベアリング(軸受)の開発,製造,販売を行っている。2023年には社名を NTN-SNR ROULEMENTS からNTN EUROPEに変更し,NTNの欧州戦略における役割を高めており,今後も事業推進体制を強化するとともに,脱炭素化をはじめとする市場ニーズへの対応力の強化を通じて欧州地域における販売拡大やNTNブランドの浸透に取り組んでいく。(’24 9/18)