潤滑通信社と技術オフィス・村上は,2024年6月24日(月),「ざわつくEV一辺倒とその周辺」と題しセミナーを都内とオンラインのハイブリッド形式で開催した。
第3回となる同セミナーでは,脱炭素時代の自動車/エネルギー戦略や,水素社会の実現を牽引する水素エンジン,e-fuel について,また,CN化に向けた低粘度省燃費エンジン油の規格・技術動向についてそれぞれ講演(写真1)し,講演終了後にはパネルディスカッションによる全体討論(写真2),その後懇親会を実施した。
講演内容は以下のとおり。
- 「EVシフトの危険な未来 現実解はやはりHVとPHV―脱炭素時代の自動車/エネルギー戦略とは」 藤村 俊夫 先生(Touson 自動車戦略研究所 代表/愛知工業大学 工学部 客員教授)
- 「水素社会の実現を牽引する水素エンジン」 辻村 拓 氏(産業技術総合研究所 企画本部(兼)再生可能エネルギー研究センター 総括企画主幹)
- 「カーボンニュートラル化に向けた低粘度省燃費エンジン油の技術動向」 奥田 紗知子 氏(日産自動車 材料技術部 パワートレイン材料開発グループ)
- 「CO₂と水と電力から製造する合成燃料(e-fuel)の製造方法と現状」 里川 重夫 先生(成蹊大学 理工学部 理工学科 応用化学専攻 環境材料化学研究室 教授) (’24 7/10)
写真1 藤村俊夫先生
写真2 パネルディスカッション