日本オートケミカル工業会(JACA)は,2024年5月17日(金),都内で「2024年度(令和6年)通常総会」及び「講演会」「懇親会」を開催した。
総会では,2023年度事業報告と収支決算,2024年度事業計画及び収支予算,役員補欠者選任などの議案について審議し,原案どおり承認された。
2023年度日本オートケミカル工業会実態調査報告書を作成した。JACA景気天気予報調査を加え,会員・賛助会員(56社)による業界景気,自社景況などの実績と時期予測を報告している。
講演会では,「生成AI(ChatGPT)と経営」と題して石田 正樹 氏(エーアイスクエア 代表取締役)が,人口減少の中で生成AIが果たす役割やChatGPTを活用したコールセンターなどでの業務効率向上への活用事例などを解説した。
懇親会冒頭,小澤 学 理事長は「工業会の今年度の取り組むべき課題の一つは昨年来流通や認証の不正から損なわれた自動車関連業界の信頼回復に少しでも貢献できないかということ。ケミカルを使う上での安心,安全の環境整備のため労働安全衛生規則等の改正への対応として,化学物質管理者向け講習など包括的な支援を行っている。会員各社が知恵を持ち寄って活発な議論を通して社会課題解決にも向き合っていけるような工業会にしたい」と挨拶した。(’24 5/29)