2023年10月25日(水)~27日(金)の3日間,ポートメッセなごや(名古屋市港区)で,製造の「デジタル化」を実現する「名古屋スマート工場EXPO」,「自働化」を実現する「名古屋ロボデックス」,「脱炭素化」を実現する「名古屋グリーンファクトリーEXPO」の3展より構成される製造業の3大潮流を網羅した一大展「名古屋 Factory Innovation Week 2023(主催:RX Japan)」が開催された。「名古屋ネプコン ジャパン―エレクトロニクス開発・実装展―」,「名古屋オートモーティブ ワールド―クルマの先端技術展―」,「名古屋スマート物流EXPO」が同時開催となり3日間で延べ26,606名が来場した。
化石由来潤滑油から代替し可能な限りバイオマス原料比率の高い「バイオ潤滑油」製造を行うアブラックスは,「エイトオイル」,「エコゾール」,「エイトクリーナーX」やゴム製品製造時の「バイオ由来プロセスオイル」,東北大学との共同研究開発中の「潤滑油長寿命酸化抑制剤」を出展した。石油製品の販売・潤滑油の供給・廃油等の回収を行うマルシメは,次世代型多用途EV商業車・EVバイクや,インフィニティの植物由来の洗浄剤,ENEOSの植物由来の原料を使用した潤滑油・グリース商品「ENEOS GXシリーズ」など環境負荷低減,「人」にやさしく,管理業務軽減に貢献する製品をPRした。MORESCOグループの環境専門会社のマツケンは,「廃水処理装置」,「廃水処理剤」,「洗浄装置」,「洗浄剤」など,産業界の「機器・部品の洗浄」から「洗浄廃水の処理」までトータルで環境対応に貢献できるサービスを紹介した。
スマート物流EXPOでは,出光興産は,無リン無灰を実現しDPFを超寿命化させる業界初ZeroAshディーゼルエンジンオイル「idemitsu AshFree」を出展した。灰を減らすのではなく,灰を出さないことで「業務効率」「エコ」「コスト」に差が出ることなどDPFトラブルの革新的な解決を紹介した。(’23 11/15)