伊藤忠エネクスは,同社が取扱うGTL燃料が,戸田建設の旧本社ビル解体工事現場の重機向け燃料として2020年3月より使用が開始されたことを発表した。
同燃料の採用は,東京都内において大手建設会社が建設現場の重機向け燃料として正式に採用した初めての事例となった。
同燃料の使用は,従来の建設機械の燃料である軽油の使用により排出されるCO2排出量の削減に効果を発揮する。また,煤が出にくいといった効果(NOx(窒素酸化物),PM(ばい煙や粉じんなどの粒子状物質)を削減)もあり,環境負荷の少ない燃料であるため,今後トンネル工事作業所での使用などが検討されている。(’20 6/24)