日立建機は,ユーザーの課題であるライフサイクルコストを低減するサービスソリューション「ConSite(コンサイト)」の新たなソリューションとして,稼働する建設機械のエンジンオイルや作動油の「オイル監視センサ」からの情報を24時間モニタリングするとともに,建設機械の稼働・位置情報などのビッグデータを蓄積する「Global e-Service(グローバル イー サービス)」にてオイルの状態を自動診断し,ユーザーと代理店のサービススタッフなどにレポートを自動で配信する「ConSite OIL(コンサイトオイル)」を開発した。
「ConSite OIL」は,「ConSite」のシステムを活用したソリューションで,建設機械に「オイル監視センサ」を新たに導入し,エンジンオイルや作動油の劣化,汚染などのデータをGlobal e-Serviceで分析・解析し,24時間モニタリングすることで,ユーザーの建設機械を見守り,センシングによる遠隔での予兆検知率を37%まで高める。また,オイルの異常値を検知した際,ユーザーや代理店スタッフに緊急レポートを自動発信し,機械の状態を相互で把握するとともに,代理店スタッフに対処法を自動発信する。代理店スタッフからユーザーへ適切なメンテナンスや修理,部品交換を迅速に提案し,ユーザーの保有機のダウンタイム低減とライフサイクルコスト低減に貢献する。
建設機械業界で初となる同ソリューションは,全世界での提供に先駆け,2017年10月1日より,欧州およびオーストラリアでの提供を開始する。(’17 9/13)
2024年度「第29回全国技術研修会」が開催される―全国工作油剤工業組合
全国工作油剤工業組合(全工油)は,2024年10月17日(木)~18日(金)の2日間,KKRホテル名古屋(名古屋市中区)で,2024年度「第29回全国技術研修会」を開催,工作油剤の若手技術者,賛助会員の原材料メーカーや商社など72名が参加した。