2017年10月4日

添加剤技術研究会,企画講座「潤滑油基材の基礎と最新動向」を11月に開催

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
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日本トライボロジー学会 産学共同研究会(旧第2種研究会)の添加剤技術研究会は,2017年11月29日(水)~30日(木)の2日間,笹川記念会館(東京都港区)で企画講座「潤滑油基材の基礎と最新動向―基油・添加剤技術の今を学ぶ―」を開催する。 同研究会は,添加剤技術に関連する技術者が意見交換し討議する場を設けることを目的として設置され,これまで添加剤の基礎知識やZnDTP代替添加剤について講座を開催している。5回目の開催となる今回は,潤滑油製品を製造する際,不可欠となる基油と添加剤の両方に焦点を当て,2日間の講座を開催する。 1日目は,一般的に広く利用されている炭化水素系基油について,その需給動向や技術動向について紹介する。また,APIの基油分類でGroup Vに属するナフテン系基油,エステル,ポリアルキレングリコールの動向についても解説する。1日目の最後には,平野 聡伺 氏(トヨタ自動車)がエンジン油の高性能化に対する必要基油技術について講演する。 2日目は,森 誠之 氏(岩手大学 名誉教授)を招き,潤滑油の高性能化に向けて添加剤技術への期待に関して講演するほか,以前実施した「いまさらきけない潤滑油添加剤の基礎をそっと学ぶ―添加剤の作用機構入門―」の講座でプログラムになかった清浄分散剤の基礎と役割について解説する。さらに,摩擦調整剤・油性剤,イオウ系添加剤,酸化防止剤・防錆剤,粘度指数向上剤および低温流動性向上剤について解説する。同講座の概要やプログラム,申し込み方法,問い合わせ先は以下のとおり。
    • 日時:2017年11月29日(水)~30日(木)
    • 場所:笹川記念会館 第1・第2合同会議室 鳳凰の間(東京都港区)
    • 定員:80名 ※定員になり次第締切
    • 受講料:正会員15,000円,学生会員3,000円,維持会員会社所属の非会員20,000円,非会員30,000円,学生非会員6,000円 ※維持会員向けの共通無料券は使用不可
    • 申込締切:2017年11月10日(金)
    • 申込方法:日本トライボロジー学会HP(以下URL)より URL http://www.tribology.jp/conference/misc/event20171129.html
 
  • プログラム: <1日目> 
    • 開会の挨拶と添加剤技術研究会の紹介 主査 益子 正文 氏(東京工業大学)
    • 「潤滑油用基油の需要と供給最新動向」 足立 之彦 氏(クライン ジャパン リミテッド)
    • 「Technical Trend of Gr-III Base Oil」※ Mr. Hak Mook Kim(SK Innovation Co., Ltd,)
    • 「GTL基油の動向」 鎌田 久美子 氏(昭和シェル石油)
    • 「Future Directions in Polyalphaolefin Technology」※ Dr. Lionel Moore(樋口商会/INEOS Oligomers)
    • 「ナフテン系基油の動向」 佐野 茂 氏(ニーナス ジャパン)
    • 「エステル系基油の動向」 上野 慶子 氏(クローダジャパン)
    • 「ポリアルキレングリコールの技術動向」 長谷川 和行 氏(ダウ・ケミカル日本)
    • 特別講演「アジア市場におけるベースオイル開発とエンジンオイル品質向上への期待」 平野 聡伺 氏(トヨタ自動車)
    • 技術交流会
    <2日目>
    • 特別講演「潤滑油の高性能化に向けて添加剤技術に期待すること」 森 誠之 氏(岩手大学 名誉教授)
    • 「清浄分散剤の基礎と役割」 星野 秀隆 氏(アフトンケミカル・ジャパン)
    • 「摩擦調整剤・油性剤」 山本 賢二 氏(ADEKA)
    • 「イオウ系添加剤」 松枝 宏尚 氏(DIC)
    • 「酸化防止剤・防錆剤」 渡邉 亨 氏(BASFジャパン)
    • 「Viscosity Index Improvers」※ Ms. Nina De Britto(Lubrizol Southeast Asia Ltd)
    • 「低温流動性向上剤」 井上 保明 氏(エボニック ジャパン) ※は英語による講演  (’17 10/4)

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