三井化学は,炭化水素系合成油「ルーカント」の世界的な需要拡大に対応するため,市原工場に2万t/年のプラントを新設し,生産能力を増強すると発表した。2021年2月に営業運転を開始する予定。同製品は主に潤滑油の粘度調整剤として,自動車ドライブラインのギヤー油,工業用潤滑油,グリースなどに採用されている。
また,シンガポールにある100%子会社Mitsui Elastomers Singapore Pte Ltdの高機能エラストマー「タフマー」の生産能力も増強する。現在の20万t/年から22万5,000t/年に増強し,2020年7月に完工予定。さらなる拡充も検討している。同製品は,樹脂改質材や軟質成形材料で,自動車材,包装資材,太陽電池封止材,エンジニアリングプラスチック改質材,スポーツシューズのミッドソール材など,幅広い用途で使用されている。(’18 9/5)
ランクセス,創立20周年を迎え持続可能な未来に向けて記念イベントが開催される
ドイツの特殊化学品メーカーランクセス(LANXESS)は,2025年8月19日(火)に都内で創立20周年記念イベントを開催した。