三井化学は,炭化水素系合成油「ルーカント」の世界的な需要拡大に対応するため,市原工場に2万t/年のプラントを新設し,生産能力を増強すると発表した。2021年2月に営業運転を開始する予定。同製品は主に潤滑油の粘度調整剤として,自動車ドライブラインのギヤー油,工業用潤滑油,グリースなどに採用されている。
また,シンガポールにある100%子会社Mitsui Elastomers Singapore Pte Ltdの高機能エラストマー「タフマー」の生産能力も増強する。現在の20万t/年から22万5,000t/年に増強し,2020年7月に完工予定。さらなる拡充も検討している。同製品は,樹脂改質材や軟質成形材料で,自動車材,包装資材,太陽電池封止材,エンジニアリングプラスチック改質材,スポーツシューズのミッドソール材など,幅広い用途で使用されている。(’18 9/5)
バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会,2025年度総会が開催される
バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会は2025年3月25日(火)に都内で「2025年度総会」を開催した。冒頭に理事長の北嶋 弘一 氏(関西大学名誉教授)から「当協会設立時の目標の一つとして,地方で協会としての展示会への出展があった。現在は大都市だけでやっていますが,地方の方が中々足を運べていない状況です。昨年は長野県飯田市で実施しましたが大変好評でした。今年は9月に静岡県浜松市,12月には長野県諏訪市で展示会の予定をしております。地方の方が気軽に足を運べるような協会にしたいと思います。」と挨拶が行われた。...