エボニックジャパンは,「川崎テクノロジーセンター」(旧:川崎研究所)の設備を増強し,特殊添加剤を扱うスペシャルティアディティブス部門の研究所を統合したことを発表した。
新センターは,塗料向け添加剤を扱うコーティングアディティブス部,ポリウレタンフォーム向け添加剤を扱うコンフォート&インシュレーション部,石油添加剤を扱うオイルアディティブス部,架橋剤を扱うクロスリンカー部の4つのビジネスラインの研究所で構成される。同社の筑波テクノロジーセンターにあった石油添加剤の研究所が新センターに統合されたことにより規模は約2倍となり,研究設備も拡張された。
新センターは,アジアにおける研究開発ネットワークの拠点として,上海,シンガポール,ムンバイとともに機能する。日本における4つのビジネスラインの技術力が集結し,グローバルネットワークの一部として機能することにより,自動車産業をはじめ,さまざまな業界向けの技術開発を行い,顧客のニーズを迅速に把握し,最適なソリューションを提案する。(’21 10/6)